購入する前にチェックしよう!哺乳瓶の選び方、完全網羅

育児

出産準備リストで欠かせないのが哺乳瓶です。新米ママはサイズや種類が色々あってよくわかりませんよね。
ここで哺乳瓶はいつ何本買ったらいいの?サイズや種類は?ちくびや哺乳瓶の洗い方、消毒方法など詳しく紹介します。

哺乳瓶はいつ何本準備したらいいの??

哺乳瓶の本数は母乳で育てるか、ミルクで育てるかによって変わります!

ただし実際に出産してからじゃないと完全母乳なのか、混合になるのか、ミルクになるのかは分かりません。

そのため、最初は完全母乳を想定して準備することをお勧めします!
完全母乳の場合でもママの体調不良時や赤ちゃんの体調不良で薬を飲む際、外出時などはミルクが必要になります。

哺乳瓶はドラッグストアなどでも売っており、比較的購入しやすいです。そのため、必要最低限数だけ準備して、必要になったら買い足すことをお勧めします!


必要な哺乳瓶の目安

完全母乳:1~2本
混合:2~4本
ミルクのみ:2~4本

ちなみに私は混合だったのですが、3~4本あれば相当助かるなという感じでした!

哺乳瓶は産院でもらえるケースもあるため、出産前に買いすぎは注意です。また、赤ちゃんのミルクを飲む量が増えていくと、サイズの違う哺乳瓶を買い足すこともあります。

 

哺乳瓶のサイズや種類は何を選んだらいいの??

哺乳瓶のサイズ

哺乳瓶は主に次のようなサイズで作られています。
80mL / 160mL / 240mL

初めはどのサイズから購入したらいいのか迷いますよね。どのサイズを選ぶかは赤ちゃんのミルクを飲む量によって変わってきます。


赤ちゃんのミルクを飲む量の目安

月齢(ヵ月) ミルクを飲む量の目安(mL) 1日に飲む回数の目安
1/2 80mL 7回
1/2~1 100~120 7回
1~2 120~140 6回
2~3 140~160 5~6回
3~4 160~200 5回
4~6 200 5回
6~ 200~220 /

ただし、あくまでもミルクだけを飲む場合の量です。混合の場合は赤ちゃんが飲む母乳量によってミルク量を減らしてあげます。

はじめは160mLの哺乳瓶を2本以上用意しておくと対応可能!
その後は赤ちゃんのミルクを飲む量によって必要であれば買い足したり、大きいサイズの哺乳瓶を買うのがおすすめです。

哺乳瓶の種類/ガラス製?プラスチック製?

結論はお家で使うならガラス製、外出先はプラスチック製がおすすめ!

哺乳瓶は主にガラス製のものとプラスチック製のものがあります。それぞれに、メリットとデメリットがあるため、これらを踏まえたうえで決めて頂けると幸いです!

ガラス製

メリット デメリット
・消毒するときに電子レンジ、薬液すべてに対応
・ミルクを冷ます時間が早い
・洗っても傷つきにくく衛生的

・落とすと割れるリスクあり
・プラスチック製と比べると重たい

プラスチック製

メリット デメリット
・ガラスと比べて割れにくい
・外出時に荷物が重たくならない

・種類によっては電子レンジ消毒できないものがある
・傷がつきやすい
・ミルクを冷ますのに時間がかかる

私はガラス製3本、プラスチック製1本持っています。

ちなみに近年注目されているのが「トライタン製」
・ガラスとプラスチックの利点を集めたもの
・ガラスの半分の軽さなのに劣化に強い
売られているところが少ないのが難点です。

 

哺乳瓶の洗い方と消毒方法

哺乳瓶は洗浄→消毒が基本です。
免疫力・抵抗力が低い赤ちゃんの体を守るため、しっかり洗浄・消毒していきましょう!

※飲み残しのミルクは雑菌が繁殖しやすいため処分しましょう!

洗浄のやり方

  1. 水で飲み終わった哺乳瓶をすぐに洗い流す
    ミルクは固まりやすく雑菌が繁殖する原因に…
    ※すぐに洗い流すのが難しかったら水で浸しておく
  2. 哺乳瓶をパーツごとに洗う
    哺乳瓶、乳首、キャップ、カバーで分けて食器用洗剤で洗います。
    専用のブラシがあると洗いやすいです。
    ※乳首は乳首用ブラシで洗うとゴムを傷つけなくて済む
  3. 水で洗い流してて消毒

哺乳瓶の消毒方法

哺乳瓶の消毒方法は主に3つの方法があります。

1.電子レンジ消毒
洗浄した哺乳瓶を専用のケースに入れて、電子レンジにかけて消毒する(約5分)
その後、蓋を開けて哺乳瓶をしっかり乾燥させればOK

メリット デメリット
・圧倒的に早くて楽
・消毒後、そのまま哺乳瓶の置き場にもなる
・購入コストがかかる
・消毒後、蓋を開ける際に蒸気でやけどしないよう注意

 

 

 

 

 

ちなみに私はこの方法をしています!出産後は本当に忙しいため、圧倒的に早くて楽です。

 

2.薬液消毒
哺乳瓶を洗浄した後パーツごとに分けて、水で薄めた専用の薬液に1時間以上ひたして消毒する
※確実に消毒できるため産院でこの方法が多い

メリット デメリット
・消毒液に浸した後は乾かす必要はない ・消毒時間がかかる
・匂いが気になる人もいる

 

3.煮沸消毒
哺乳瓶を鍋で沸かした熱湯に入れて消毒する(3~7分程度)
昔はこの方法が主流

メリット デメリット
・家庭にあるものでできるためコストはかからない ・時間がかかる
・お湯からとりだす際にやけどに注意

出産後、慣れるまでは赤ちゃんの面倒をみながら洗浄、消毒の作業は大変です。そのため、多少コストはかかってしまってもママが少しでも楽ができるように行うのがいいかと思います。

哺乳瓶の消毒はいつまでやるの?

いつまで消毒し続けるかは明確な基準はないですが生後5~6か月ぐらいを目安に考えるといいと思います。

赤ちゃんは3か月ごろから自分で免疫を作り始めるといわれています。そのうち、赤ちゃんの成長過程で指しゃぶりをしたり物を口に入れ始めるようになります。色々なものを口の中にいれても下痢をしないようになればある程度免疫力がついてきたのかなと思う目安です。

 

ちくび(ニップルの選び方)

メーカーが違うと哺乳瓶本体にちくびが合わないことがあります。そのため、哺乳瓶と同じメーカーのものを購入することをお勧めします。

ちくびは赤ちゃんの成長に合わせて大きさをサイズアップする必要があります。ちくびも哺乳瓶と同様、薬局などで手に入りやすいものなので、必要になったら買いに行くといいかと思います。

ちくびのサイズアップする目安は?

月齢とミルクを飲むのにかかる時間を目安に考えます!


月齢とちくびのサイズの目安

SSサイズ 0~1ヵ月
Sサイズ 1~3か月
Mサイズ 3~6か月
Lサイズ 6~9か月
LLサイズ 9~12か月

※哺乳瓶の乳首のサイズはメーカーによって様々なので必ず確認してから購入してください

ミルクを飲む時間は10分程度です。

ただし、必ずしも対象年齢になったら、ミルクを飲むのに10分以上かかっていたらサイズアップしなければならないということはありません。

月齢と時間は目安にすぎません。赤ちゃんが不機嫌になっていないか、ミルクを飲むのに20分以上たって疲れているなど様子を観察しながらサイズアップします。

SSサイズは取り扱っていることが少ないため、初めはSサイズからスタートしてサイズアップしていくで大丈夫です!

サイズアップした際に赤ちゃんの口から溢れてしまったり、むせてしまうようならまだ早いのかもしれません。一度サイズをもとに戻して様子を見ましょう。

ちくびの穴の種類

ちくびの穴の形状には「丸穴(Oタイプ)」、「スリーカット(Y型)」、「クロスカット(X型)」の3種類があります。

初めは丸穴!吸う力がついてきたらスリーカット、クロスカットに移行!

1.丸穴(Oタイプ)
・哺乳瓶を傾けただけで自然とミルクがでてくる
・新生児~生後3か月ぐらいの赤ちゃんに適している
・ミルクが出る量が変わっているから成長に合わせてサイズアップする必要がある

2.スリーカット(Y型)
・吸う力によってミルクの出る量が変わる
・吸引力がついてきた生後2~3か月の赤ちゃんに使用する
・サイズアップする必要がない

3.クロスカット(X型)
・スリーカットと同じで吸う力によってミルクの出る量が変わるが、スリーカット以上に吸うときの力加減でより多くのミルクがでる
ミルクを飲む量が多い赤ちゃんや、飲むスピードが速い赤ちゃんにおすすめ

ちくびの素材

素材はシリコンゴムがおすすめ!

ゴム特有のにおいがほとんどなく、熱に強いです。
ほとんどの哺乳瓶がシリコンゴムを採用しています。

赤ちゃんが哺乳瓶をなかなか口にしてくれないと悩むママは他の素材を試してみるのもありです。
なかでも天然ゴムは吸ったときの感覚がママの乳首と似ているといわれているため、試してみてもいいかもしれません。